12日の天皇杯準々決勝で、J2仙台と対戦する川崎Fは10日、川崎市内で紅白戦など全体練習を行った。

 川崎Fの両サイドバックの村上、森勇介(29)はともに仙台に在籍経験がある。村上和弘(28)は06年に主将を務めたが、同年契約満了となり退団し、トライアウトを経て川崎F入り。森は警告・退場の多さなどが影響して戦力外通告を受け、京都を経て川崎Fに07年に加入した。

 J1昇格を決めている古巣との対決について、村上は「変に意識してしまうかも知れませんが、いつも通りにやりたい」と冷静に受け止めていたが、森は「僕らはJ1の優勝争いをしたチーム。負けるわけにはいかない。力の差をしっかり見せつけないといけない」と闘志をむき出しにしていた。