王座奪回を目指す浦和が、今季Jクラブ最速の白星スタートを切った。宮崎合宿3日の17日、日章学園高(宮崎)と45分ハーフの練習試合を行い、チームを前後半で入れ替えて、3-1で勝利した。

 前半はGK山岸範宏、DF平川忠亮、山田暢久、坪井慶介、宇賀神友弥、MF阿部勇樹、原口元気、ポンテ、エスクデロ、FW田中達也、エジミウソンの4-1-3-2。後半はGK大谷幸輝、DF岡本拓也、堀之内聖、堤俊輔、永田拓也、MF鈴木啓太、細貝萌、加藤順大、林勇介、FW高原直泰、高崎寛之の4-2-2-2。DFスピラノビッチ、MF西沢代志也、FWファイサルはコンディション不良で欠場し、GK加藤が右サイドハーフでプレーした。

 浦和は前半20分、原口のドリブル突破から田中がラストパスを受け、先制シュートを決めた。22分にはポンテの右CKに阿部が頭で合わせて2点目。その5分後には再び田中が2ゴール目を奪った。後半は相手の素早いプレスに手を焼いて連係ミスが重なり、無得点。18分にカウンター攻撃を食らって1失点した。

 フォルカー・フィンケ監督は「準備期間での試合は、内容を厳しく求めるのは難しい。それでも、前半は大きな苦情を言うこともなかったが、後半はいくつかの状況で優れたプレーを見せられなかったので、後半は満足できなかった」と話した。