<J1:G大阪3-2浦和>◇第13節◇18日◇万博

 真夏の大阪で開催された注目の試合は、浦和が先制した。前半18分に右サイドを崩し、最後はFWエジミウソンが頭で先制ゴール。その後は、W杯後初めてJリーグに出場したMF遠藤が中盤でリズムを作るなどしたが、G大阪はなかなか得点を挙げられない。5戦連発で前節に得点ランクトップタイに並んだFW平井にボールが集まったが、ことごとく決定機を外した。浦和も日本代表MF阿部の的確な守備からカウンターを仕掛けた。前半ロスタイムには遠藤が、18歳のFW宇佐美にラストパスを送り、ようやく同点になった。

 後半になると劇的に試合が動いた。G大阪がオウンゴールで逆転。しかし、それでは試合が終わらない。ロスタイムに入ると、浦和FWエジミウソンが2-2とする一発。そのまま試合が終わると思われたが、その1分後。まさにラストプレーでG大阪遠藤が右足ミドルで3-2とした。ドラマチックな試合は遠藤の活躍でG大阪が制した。