J2鳥栖の下部組織に所属するマレーシア国籍のMFタム・シイアン・ツン(15)が交流パートナーのイングランド2部カーディフに派遣されることになり、13日に佐賀県鳥栖市内で駐日マレーシア大使らが同席して記者会見に臨んだ。

 派遣期間は3月から約3カ月間の予定。生まれも育ちも日本だが、ブラジルにサッカー留学した経験もあるツンは「イングランドのサッカーはとてもレベルが高い。速さ、強さなど全部勉強したい」と意気込んだ。

 サッカー好きと自負するダト・シャハルディン・モハマッド・ソム大使は「30年ほど前はマレーシアも国際的に強かった。これを機にわが国の選手も海外に興味を持ってくれるのでは」と激励と期待を込めた。