サッカーの元日本代表で、銅メダルを獲得した1968年メキシコ五輪で主将を務めた八重樫茂生(やえがし・しげお)氏が2日午後1時10分、脳梗塞のため東京都多摩市の病院で死去した。78歳。岩手県出身。葬儀・告別式は6日午前10時30分から多摩市豊ケ丘1の51の2、吉祥院アバホールで。喪主は長男幹夫(みきお)氏。

 岩手県立盛岡一高から中央大、早稲田大を経て、古河電工入り。FWやMFとして活躍し、早稲田大在学中に日本代表入りした。五輪には56年のメルボルン、64年の東京、メキシコと3度出場。国際Aマッチは44試合に出場して11得点。日本サッカーリーグでは、63年度に年間最優秀選手賞に輝いた。

 67年に古河電工監督、70年に日本ユース代表監督を務めた。2005年に第1回日本サッカー殿堂入りを果たした。