サッカー女子のプレナスなでしこリーグは13日、東京都内で年間表彰式を行い、最優秀選手賞(MVP)はINAC神戸の2連覇に貢献した22歳の高瀬愛実が初受賞した。高瀬は20ゴールを挙げ、初の得点王にも輝いた。

 MVPを受賞した高瀬は驚きの表情を浮かべた。「ちょっと戸惑っている。周りに助けてもらうばかりじゃなく、チームを助けられる選手になって、こういう賞をもらいたい」と話した。

 昨季は代表入りしながら、INAC神戸では控えに回った時期も長く「苦しくて悩んだ」という。それを乗り越えて今季の飛躍につなげ、得点女王とのダブル受賞。「次はもっと納得いく形で、ここに立てるようにしたい」と成長を誓っていた。