<皇后杯:INAC神戸4-0AS狭山>◇準々決勝◇16日◇三木陸

 3連覇を狙うINAC神戸が完封勝ちで準決勝進出を決めた。負傷などでMF沢穂希(34)、大野忍(28)、チ・ソヨン(21)の中盤3人を欠く中、前半1分にFWゴーベル・ヤネズ(24)が早々と先制のゴール。

 同30分に相手のオウンゴールで追加点を奪うと、同32分にはFW川澄奈穂美(27)、後半1分にはMF田中陽子(19)が得点を重ね、AS狭山のシュートをわずか4本に抑えた。

 後半31分には、5月に左膝を痛め、リハビリ生活を送っていたFW京川舞(18)が途中出場。約7カ月ぶりの戦列復帰に、星川敬監督も「今日は舞の復帰が一番うれしい。(点差がついて)ストレスのないところで出してあげたかったし、地元神戸で皆に見てもらいたかった」と、うれしそうに話した。