<スルガ銀行チャンピオンシップ:柏2-1ラヌス>◇6日◇柏

 柏が南米のカップ戦コパ・トタル・スダメリカーナ王者のラヌス(アルゼンチン)を下し、日本勢5度目の王者に輝いた。前半44分、MF栗沢遼一(31)が相手ボールを奪うと、FWレアンドロ(29)のラストパスをMF高山薫(26)が左足で決めて先制した。

 だが後半14分、ラヌスはMFソモサ(33)が右足でミドルシュート。DF増嶋竜也(29)が伸ばした足にボールが当たり軌道が変わると、無情にもゴールに吸い込まれ同点とされた。

 延長戦はなく、PK戦がちらつき始めた同43分。柏はFW工藤壮人(24)が右サイドを疾走し、ペナルティーエリア内で倒されPKを獲得した。これをレアンドロが冷静に沈めた。

 ラヌスはPKの判定に大激怒。4分間のアディショナルタイムではDFブラギエリ(27)が退場するなど、3度も小競り合いが起き、一時会場は騒然とした。