サッカー元日本代表監督の岡田武史氏(58)が四国リーグに所属するFC今治のクラブ経営に乗り出すことが1日、関係者への取材で分かった。

 役職などは未定だが、運営会社の株式の過半数を取得し、責任ある立場で経営に携わる見通し。近日中に発表される。

 愛媛県今治市をホームとするFC今治は地域リーグの四国リーグで2012、13年と連覇し、今季は3位。岡田氏はクラブのスポンサー企業のトップとも懇意で、小規模なクラブながら将来性を高く評価したという。日本フットボールリーグ(JFL)、さらにJリーグ昇格を目指す。

 岡田氏は1998年と10年のW杯南アフリカ大会で日本代表を率い、Jリーグでは札幌をJ1昇格、横浜をJ1連覇に導いた。中国の杭州緑城も指揮するなど、指導者としての実績は豊富だが、クラブ経営は初めて。12月7日のセレクション(選手選考)にも関わる予定という。