<高校サッカー:日大藤沢2(4PK3)2徳島市立>◇1回戦◇31日◇ニッパ球

 徳島市立は後半39分にMF中峯正博(3年)のPKで追いつき、PK戦に持ち込んだが、最後に力尽きた。

 決めれば勝てた4人目から3人連続で失敗。県大会準決勝でも土壇場の残り1分で追いつき、PK戦勝ちしたが、その再現はならなかった。

 河野博幸監督(40)は「お互いに初戦だし、硬くなるのは仕方ない。よく追いついてくれたけど…。普段通りにできなかった部分もある」と、緊張から力が出し切れなかったと振り返った。前半はロングボール多用となり、キープ力を生かした攻撃や相手との駆け引きが不足した。後半は先制も「うちのミスがそのまま失点につながった」(同監督)と相手を勢いづかせる時間帯があった。

 2年連続の全国大会出場で、3年生には経験があるだけに「今回は本気で狙っていた」(同監督)と手応えを持って臨んで、無念の1回戦敗退。同監督は「3年生がいい経験をさせてくれたので、2年生を鍛えます」と話していた。