<高校サッカー:山梨学院大付0(7PK6)0岐阜工>◇2回戦◇2日◇駒沢

 山梨学院大付の吉永一明監督はPK戦の末での勝利に「運があった。彼らが頑張ったことが運につながった」と安堵(あんど)の表情を見せた。

 PK戦では2人目、3人目が先に外した。いずれもゴール上にふかしたもので、同監督は「予想以上にピッチが緩かった」と軸足が滑った可能性に言及。GK古屋俊樹(3年)は「自分が3本止めれば逆転できる。負ける気はしなかった」と当時の心境を振り返る。その古屋が4人目のキックを読み切ってはじき返して、流れを取り戻した。

 古屋は「練習の成果が出てよかったです」と笑顔を見せ、3回戦に向けても「守りきれば、失点しなければ負けはない」とゴールを死守する意気込みを見せた。