<J1:仙台2-1G大阪>◇第15節◇15日◇ユアスタ

 開幕からリーグ10戦負けなしがかかった仙台は、強力G大阪攻撃陣を前に、慎重な入り方を見せる。ブロックをしっかりと形成し、G大阪攻撃陣に目立った仕事をさせない。一瞬の隙を突き日本代表の仙台MF関口訓充(25)が、元日本代表のG大阪DF加地の裏を陥れるなど、積極性を見せた。前半30分台はG大阪のペースだったが、同40分から仙台の猛攻。MF角田のロングフィードで裏を取ったFW赤嶺がフリーで左ボレーを放つ。惜しくも左ポストに阻まれた。同41分にもDF菅井の右クロスに赤嶺が走り込むが、わずかに合わなかった。前半はそのまま0-0で折り返した。

 後半序盤は仙台が攻めた。同8分、MF梁の左CKをDF菅井が頭で合わせ先制した。だが、G大阪は同20分、FWアドリアーノが個人技でGK含め3人かわして同点弾を決め、今季リーグ6戦連続9得点目となった。仙台は同38分に今季初出場となるFW柳沢の投入をきっかけに、再び流れをつかんだ。同41分、柳沢が右サイドで起点となり、MF角田へパス。角田が右サイドを切り裂き右クロスを上げ、最後は赤嶺が決めた。2-1のまま試合終了。仙台は5勝5分けとした。