浦和の練習場に23歳の新外国人が登場した。さいたま市内の大原グラウンドで28日、G大阪戦(7月2日、埼玉)へ向けて約2時間の練習。30度を超える暑さの中、ピッチサイドで一人で黙々とランニングを繰り返す見慣れぬ姿があった。全体練習後はDFスピラノビッチ(23)らと、笑顔でリフティングゲームを続けた。その横で、ペトロビッチ監督(45)は「今、実力を試している選手です」と獲得への興味を示唆したが、最後に「私の息子です」と真相を明かした。単身赴任が続いていた指揮官も大学生の息子の来日に「好調な遠藤(保仁)くんが風邪ひくこととかはできないかなあ?」と冗談を話すなど、上機嫌だった。