<J1:G大阪2-3鳥栖>◇第13節初日◇25日◇万博

 痛恨の逆転負けに、サポーターが怒り狂った。

 試合後に1000人超が居残り、金森社長らフロント陣の退陣を要求。同社長は「松波監督、選手らは努力をしている。必ず、みなさんの信頼に応える成果を残します」とマイクを握りしめて力説したが、逆にサポーターの怒りは増すばかりだった。

 試合は前半3分にMF二川が先制弾を挙げ、後半にも日本代表MF遠藤のクロスをFW佐藤が押し込んで2-0と優位に試合を進めた。しかし、その後すぐに連続失点で同点に追いつかれると、後半ロスタイムには悪夢のような逆転弾を献上。松波監督は「相手の勢いにおされてしまった」と声を絞り出した。

 チームは開幕から低迷し、J2降格圏の16位。

 既に開幕から指揮を執ったセホーン監督を解任し、松波監督に交代しているが一向に浮上の兆しが見えない。今後は日本代表の活動期間のため、リーグ戦は中断期間に入る。

 金森社長は、現時点での松波監督の解任は否定した。