<J1:神戸1-2鹿島>◇第13節◇26日◇ホームズ

 神戸の西野朗新監督(57)の初陣は、黒星スタートになった。

 守備の乱れから2点を追う展開になり、後半途中からはFW小川と田代の2トップに、2列目にもFW大久保と森岡を配置。中盤の要のMF野沢をボランチに下げて、FW4人を前線に配置する超攻撃的布陣を敷いた。G大阪時代と変わらぬ強気な采配を振い、終了間際にFW田代が追撃のゴール。さらに後半ロスタイムにも猛攻を仕掛けたが、あと1歩及ばなかった。

 西野監督は「結果は非常に残念」としながらも「だいぶオフェンシブには戦えた。(従来の)シンプルなカウンターだけでは崩せないですから。ボールを保持した上で、アクションを起こしながら崩す。攻撃的なところは、これからも出していきたい」と話した。

 神戸はリーグ3連敗。

 今後は日本代表の活動期間のため、リーグ戦は中断となるが、その間にはナビスコ杯が控える。

 西野監督は「ナビスコは限りなく(決勝トーナメント進出が)ゼロに近い。だが、我々に消化試合はないので。ナビスコではいろいろなチャレンジもできる。(選手を)固定せず、いろいろな角度から、チームを見て成長させていきたい」と前向きだった。