<J2>◇第38節◇14日◇中銀スほか

 首位の甲府が、2位湘南と2-2で引き分け勝ち点を78とし、2位以内でのJ1昇格を決めた。前半28分、湘南FW大槻周平(23)のヘッドで先制を許して前半を折り返したが、後半5分に甲府MF井沢惇(23)が右クロスを右足で合わせ同点。1分後に湘南FWキリノ(27)のヘッドで勝ち越しを許しても、FWダビ(28)を中心に分厚い攻撃を仕掛ける。同17分、ペナルティーエリア内でダビが倒されPKを獲得すると、左足で落ち着いて決め再び同点に追いついた。65となった湘南との勝ち点差は13。残り4試合を全敗しても2位以内が確定したため2シーズンぶりにJ1昇格が決定した。甲府のJ1昇格は3度目。また、甲府は20戦連続無敗のJ2記録も更新した。千葉に2-1と逆転勝ちした大分が勝ち点64で、得失点差で3位に浮上。富山に0-1と敗れた京都が同じく勝ち点64で4位に後退した。