<J1:新潟0-2鳥栖>◇第30節◇27日◇東北電ス

 激しい残留争いの渦中にいる新潟が2点をリードされた。開始早々の前半3分、鳥栖MF水沼のクロスからFW豊田に左足で巧みに先制弾を決められると、同38分にも豊田に頭で追加点を奪われた。攻撃陣はFWミシェウ、ブルーノロペスを中心に攻めたが、得点の糸口を見いだせずに沈黙。2点のビハインドで前半を折り返した。

 後半に入ると新潟は新人FW鈴木武、日本代表DF酒井高徳の弟MF酒井宣を一気に投入して反撃に出た。前半の劣勢を覆して何度も好機を演出したが、鳥栖の堅守の前に肝心のゴールを奪えず0-2で敗戦。残留を争う新潟にとって、ホームで痛恨の黒星となった。