<J1:磐田2-1G大阪>◇第34節◇1日◇ヤマハ

 J2に降格したG大阪の日本代表MF遠藤保仁(32)は、涙を見せることもなかった。

 試合終盤には、相手選手に後方からスライディングにいき、一発退場になってもおかしくないプレーをするなど、珍しく自分を見失っていた。それもJ2降格の重圧からだろうか、試合後の取材エリアでは、気持ちを切り替えて淡々とした様子でこう話した。

 「J2にいるようなチームではない。現実的にそうなってしまったことを反省して、再来年、またJ1に戻ってこれるようにしないといけない」。

 さらに降格した要因について、昨季まで10年間もG大阪を率いた西野元監督を挙げて「10年も一緒にやってきた監督だし(監督交代で)全部が崩れてしまうわけではないが、監督が違えば、考え方も違う。(新体制に)順応できなかったことが、こういう結果になった」と振り返った。