<ナビスコ杯:川崎F3-2浦和>◇準決勝第1戦◇7日◇等々力

 FW興梠慎三(27)の2得点でリードした浦和だが、後半22分からよもやの逆転負けを喫した。

 後半15分にDF山田暢久、同24分にDF坪井慶介が足をつって交代すると、DFラインを上げられず防戦一方。

 時折見せるカウンターでも決め切れなかった。ペトロビッチ監督(55)は「敗因を判定のせいにするつもりはないが」と前置きしながらも「今日のレフェリーはエレガントな仕事をした。

 2-0の状況で原口のシュートはCKだと思うがゴールキックになった。そこから1点を返された。我々に不利な気がした。今日のレフェリーは、川崎-浦和という重要な試合で笛を吹くには若すぎた」とまくし立てた。

 DF森脇良太は「敗因は僕のせい。後半15分から運動量が落ちた。ベテランが頑張っているのに、自分は何をやっているのだろうと」と責任を背負った。2得点の興梠は「いつも通り。失点が安すぎる(簡単に失点しすぎる)。前からの守り方でも、もっとカウンターに注意するとかやり方がある。いつも修正修正と言っているが、冷静にやらないと」とうつむいた。貴重なアウェーゴールを挙げたが、第2戦に課題を残した。