名古屋は3日、ドラガン・ストイコビッチ監督(48)が契約満了に伴い、2013年シーズン末をもって退任すると発表した。

 同監督は練習前に選手に退任を報告した。練習を終えた選手みな、それぞれに指揮官の退任を受け入れた。

 同監督に直接口説かれて名古屋に移籍し、ともに優勝を成し遂げたDF田中マルクス闘莉王(32)は開口一番、同監督への愛を告白。

 「好きだからね、オレ。ミスターが」

 「ミスター」とはチーム内での同監督の呼び名。闘将はその後に続くであろう“寂しい”という言葉をグッと飲み込み、愛車に乗り込むと、アクセルを踏み込んで走り去った。