鹿島のU-21日本代表候補MF豊川雄太(19)が悔しさを募らせている。高卒2年目の今季、開幕スタメンをつかんで24日からの同候補合宿に選出されていたが、23日のC大阪戦で脇腹付近を打撲。参加を辞退した。

 代わって追加招集されたMF金森健志(19=福岡)が、26日の練習試合で2得点と活躍。手倉森誠監督(46)に猛アピールされた。大津高(熊本)出身の豊川と筑陽学園高(福岡)の金森は高校時代から面識があり、U-19代表時代のスペイン・アルクディア遠征でも一緒だった。「仲のいい選手に活躍されたんで、余計に刺激になりますね」と話した。

 手倉森ジャパンの次回合宿は6月に予定。「また選ばれるためにはクラブで結果を出さないと。(新外国人)ジャイールも入ってきたし、鹿島でのポジション争いに勝ちたい」。まずは早期の復帰を目指す。