G大阪のブラジル人FWパトリック(26)が、古巣撃破に意欲を見せた。8日は大阪・万博練習場で、ナビスコ杯・準決勝川崎F戦(第1戦、万博)に向けた非公開調整を行った。

 パトリックは昨季途中まで川崎Fに在籍。満足な活躍ができないまま、シーズン途中で甲府に移籍した経緯がある。

 名誉挽回するためにも、助っ人は「日本に来て最初の頃は、僕の特徴が分かってもらえなかった。日本でプレーを重ねるつれ(G大阪では)僕の特徴を生かしてもらえるようになった。チームの勝利に貢献して、恩返ししたい」と話した。

 長谷川監督は「第1戦はホームですし、主導権を握りたい。フロンターレは(中村)憲剛と(大久保)嘉人がポイントになるチーム。打ち合いになってでも、最終的には勝ち進みたい」と闘志を燃やした。