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エンゲルス浦和“反オジェック流”

就任会見で抱負を語るエンゲルス新監督。左は浦和藤口社長
就任会見で抱負を語るエンゲルス新監督。左は浦和藤口社長

 浦和コーチから新監督に昇格したゲルト・エンゲルス氏(50)が早くも「反オジェック流」のチーム再建に自信をみせた。16日にさいたま市内で記者会見に臨んだ新監督は、選手との積極的な対話路線や3トップを含めた攻撃的サッカーを打ち出した。ブッフバルト体制からヘッドコーチとして黄金期を支えてきた実務派は選手の人望も厚い。藤口社長も選手掌握術を高く評価し、調整型監督の手腕に託す姿勢を見せた。

 突然の監督昇格にも自信たっぷりだった。浦和幹部からの打診を即座に受諾したエンゲルス新監督は「大変、名誉なこと。トップに立っているクラブだし、誰もが狙っている仕事。重圧より楽しさのが大きい」と立て直す自信をみせた。

 早速、前監督と対極の行動に出た。今日17日から代表合流する高原、阿部、鈴木と個別対話。日本語堪能な新監督は「1人でも、2、3人でも話す。みんなとも話す。今までと同じアプローチで接する」と協調路線を口にした。前体制は守備的だったが「攻撃的サッカーにしたい。3トップもある」と戦術の180度変更を予告した。選手に不評だった午前練習も午後に変更する。選手をまとめる岡野は「長く監督との間に入ってくれたし文句も聞いてくれる人。陰で支えてくれたゲルトさんの花を咲かせたい」と大歓迎した。

 04年に浦和コーチに就任し、初指揮のブッフバルト監督を実務で支える「影の監督」だった。07年の監督候補の1人でもあり、オジェック氏が監督就任を断った場合、監督昇格するはずだった。昨オフも福岡など他クラブから監督就任の打診もあるなど、内外で監督としての評価は高い。藤口社長は「今のよりどころはゲルト。力でまとめるよりも情熱的で温かい、ほんわかとまとめる人が必要」と信頼。98年度は横浜F、02年度は京都で天皇杯V。京都ではカズ、朴智星をまとめ、松井を育てた新監督がアジア連覇、J王座奪回のかじ取り役を託された。

 [2008年3月17日9時27分 紙面から]


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