初の開幕連勝で勢いに乗る大分が、ピッチ外でも弾みをつける。現在2位につける快進撃の中、今度は漫画で全国デビューを飾ることになった。25日発売(九州地区は26日以降)のビジネスジャンプ増刊「BJ魂」(集英社)にクラブの誕生からの歩みを描いた「大分トリニータ物語」が掲載される。著書「オシムの言葉」で有名な木村元彦氏が原作を担当。宮城シンジ氏が漫画を手掛けている。
大分は今年設立15年目。北京五輪代表のGK西川やFW高松主将など日本代表を輩出するまでに成長したが、地方のクラブチームとしてゼロから出発し困難の連続だった。その道のりを、溝畑宏社長(47)や元韓国代表FWで、大分で監督も務めた皇甫官統括本部長兼育成部長(43)の視点で描かれている。「メーン企業を持たない地方のクラブとして、J1の中では異色の存在。大分の人々の情熱を全国に伝えるいいタイミングになります」と編集部の林辰朗氏は話す。
もちろん、ピッチからの“全国アピール”も持続する。20日のナビスコ杯初戦(ニッパ球)は、リーグ戦連勝同士の横浜が相手だ。試合当日に30歳の誕生日を迎えるMF鈴木副主将は「(漫画がでるまでの2試合を)勝って『あの大分の話か』と、1人でも多くの人に読んでもらいたいですね」。DF深谷も「試合で結果を出し続けて、全国的な知名度をもっと高めていきたい」。漫画の“アシスト”も受ける大分が、さらなる快進撃を狙う。【村田義治】



