気迫で勝り、今季リーグ戦初勝利を手にする。コンサドーレ札幌は30日、アウェーで柏と対戦する。試合会場の日立柏サッカー場は、過去1勝4敗と苦手としている場所。“鬼門”を打ち破るため、現在リーグ最多タイの警告7枚を受けてはいるが、イエローカードも辞さない強い気持ちで臨み、浮上への足がかりとする。

 札幌が相手だけでなく、試合会場にも危機感を募らせた。29日、札幌・宮の沢で柏戦への最終調整を終えた三浦監督は「柏は特別な場所。厳しい試合になる。注意しないといけない」と険しい表情で話した。大宮監督時代の05年に1度しか経験したことはないが、会場の日立柏サッカー場の異様な雰囲気はよく覚えている。

 札幌にとっては鬼門の場所だ。対柏は通算5勝2分け6敗とほぼ互角も、同サッカー場では1勝4敗と大きく負け越している。サポーター席とピッチが近く、人数以上の声援が聞こえる感覚に陥る。FW中山は「FWでも、やじが聞こえる。キーパーは大変ですよ」と警戒する。

 不安は自分たちで打ち消すしかない。リーグ戦初勝利へ、警告も辞さない強い気持ちで臨むことを選手は誓った。第2節までの警告枚数はリーグ最多タイの7枚。これ以上増やしたくないのは確かだが「そんなの関係ねえ」と言わんばかり、体を張っていく。今季リーグ戦初先発が濃厚なMF岡本は「気持ちの面が一番大きい」と言い、MF西は「(警告を)もらうのは仕方がない」と気合を入れて臨む。

 今日の試合から7日間で3試合と、過密日程が待っている。初戦でつまずけば、ズルズルいく可能性も出てくる。それだけに中山は「純粋に勝ちたい」と力を込める。鬼門を乗り越え勝ち点3をつかめば、勢いに乗る態勢は出来上がる。【長島一浩】