<J1:清水1-1磐田>◇第10節◇3日◇日本平
今季初の静岡ダービー、MF駒野友一(26)の技ありゴールで先制した磐田は、最後は10人になりながら清水の猛攻をしのぎ、アウェーで勝ち点1を手にした。
最後は意地だけが、体を動かした。10人になった後半20分から、磐田は猛攻を浴び続けた。後半だけで被シュートは9本。だが、同27分に2トップを入れ替えた清水の攻撃を、DF田中を中心に踏ん張った。同28分にMF藤本に許した決定的なシュートは、GK川口が「指先で」はじいた。川口は「よく耐えたと思う。勝ちたかったが、この状況で勝ち点1は評価できる」と踏ん張りをたたえた。
アウェーの重圧の中、最高の集中力が先制点を生んだ。前半34分に中盤で得たFK。代わったばかりのFW中山が、猛ダッシュでボールに近づいた。「駒野の目が、僕を見つめていた」と、ファウルされたMF上田がまだ倒れている中、素早く右へ展開。駒野の技ありゴールを呼び込んだ。「見ててくれました?
スーパーアシスト!
みんなのリスタートを早くしようという意識が集結した」と絶賛した中山。ダービー初得点の駒野も「自分に興奮した」と笑顔を見せた。
勝ち点3は奪えなかった。だが、FWジウシーニョが早い時間で負傷退場した中で「失点は事故みたいなもの。しょうがない。しんどい中で守り切れた」(中山)と全員が前を向いた。磐田の勢いは、失われていない。【今村健人】



