右肩の靱帯(じんたい)を損傷している浦和MF闘莉王(27)が8日、強行出場への悲壮な決意をみせた。10日に控えるアウェー川崎F戦に向け、同日の練習にフル参加。激しい動きの際には「痛い、痛い」を連発しながらも上位対決に備えた調整を行った。闘莉王は「1週間あれば大丈夫だけど、試合が近いから微妙だね。でも気持ちとして出たいのは間違いない。明日の様子を見たい」と強い気持ちを口にした。負傷した6日の千葉戦の夜は激痛で眠れなかったが、7日夜は睡眠もできるまでに痛みはひいた。エンゲルス監督は「明日の状態、試合の朝の判断でもいい」とギリギリまで回復を待つ姿勢だった。