さあ、これからが本当のサバイバルだ。大分DF森重真人(20)が、4月下旬の合宿不参加を乗り越え、U-23(23歳以下)日本代表に返り咲いた。「前回、合宿に参加できずにチャンスを失ったという気持ちだったので、うれしかった」。消えかけた北京五輪への道に再び光が差した。

 東京VのFWフッキを封じて代表復帰を勝ち取った。4月の候補合宿直前に右ふくらはぎを痛め戦線離脱。復帰後、反町監督が視察した4月29日の東京戦では警告2枚で退場する失態を演じたが、代表発表前最後の試合となった10日の東京V戦で信頼を取り戻した。何度となくフッキへのパスを難なくカットし、同20分にはゴール前にドリブルで切り込んだフッキから強引にボールを奪い取る強さも見せた。「これで(代表復帰が)ダメだったら仕方ないと思っていた」。そう振り返るほど、自分のプレーに自信を持って朗報を待っていた。

 今回の代表はDF登録が7人。オーバーエージ枠もからみ、ようやく復帰した代表でも厳しいメンバー争いが待つ。「まだ、スタートに立っただけだと思う。(復帰だけで)満足していない。(争いは)これからだと分かっている」。今大会中の21日に21歳の誕生日を迎える若きDFが、北京五輪生き残りへ、さらなる信頼を勝ち取る。【村田義治】