<J1:名古屋3-1札幌>◇第13節◇17日◇札幌ドーム

 名古屋がアウェーで札幌に3-1で逆転勝ちし、区切りのリーグ通算250勝を飾った。1点を追う後半、FW玉田圭司(28)のリーグ10試合ぶりとなる得点など怒とうの3ゴールで圧倒した。リーグは日本代表の活動などにより、次節6月28日鹿島戦(カシマ)まで試合がないが、名古屋は首位浦和と同勝ち点(26)で得失点差による2位と好位置につけ、中断期間を迎える。

 ピクシー名古屋が、目覚めた後半45分だけで札幌を片付けた。最後は2点差という余裕十分の白星。派手なアクションが定番となっているストイコビッチ監督も勝利の瞬間、ひと呼吸置いて小さなガッツポーズだけですませる圧勝だった。

 この日敗れた首位浦和と同勝ち点の2位に肉薄する1勝は鹿島、磐田、横浜、清水に続く史上5クラブ目のリーグ通算250勝。ストイコビッチ監督は「250勝というのは知らなかったが、メモリアルになった。グランパスの歴史に残る1勝ということでうれしい」。GK楢崎主将も「早く達成するに越したことはないし、中断前に達成できてよかった」と話した。

 後半5分にMFマギヌンが同点弾を決めると、同22分にはFW杉本が登場。先発から3試合ぶりにベンチに控える“ジョーカー”の役割に戻った快足FWは2分後の初プレーでFW玉田の勝ち越し弾をアシスト。さらに同34分にドリブル突破からPKをもらい、ヨンセンのダメ押し弾(PK)を演出し「逆転への流れを作れてよかった」と笑顔。終盤の切り札杉本という、序盤6連勝時の勝ちパターンを思い出しての快勝にはヨンセン、玉田という看板2トップの今季初アベックゴールというおまけも付いた。

 中断までの13試合を終え8勝2分け3敗で2位につける。指揮官は「まだリーグは始まったばかりだが、結果はとてもいいし、2位という好位置をキープできている」と手ごたえを口にした。中断期間でさらにピクシーフットボールを成熟させ暑い夏、いや熱い熱い夏を迎えたい。【八反誠】