<J2:鳥栖1-0熊本>◇第21節◇21日◇熊本

 雨にも負けず、ミスにも負けなかった。鳥栖が、エースFW藤田のゴールで熊本を1-0で下し、1カ月ぶりの連勝を飾った。終盤は防戦一方となったが、ロスタイムにGK室が好セーブを連発。最後までヒヤヒヤながら、今季九州ダービー4試合目でようやく手にした初勝利に「室を目立たせる必要はなかったのに」と、岸野監督もヤレヤレといった表情だ。

 最後まで気持ちは途切れさせなかった。試合開始直後からパスミスを連発した攻撃陣は、前半ロスタイムに藤田のゴールで得点するのがやっと。ジリジリと攻め込む熊本の攻撃に振り回される時間帯が増えた。後半ロスタイムの1分過ぎには熊本FW木島が強烈な左足シュート。その1分後にもDF内間のミスから熊本DF矢野にゴールを脅かされたが、ともに室がかろうじてゴールを死守した。

 鳥栖の倍に当たる14本ものシュートを浴びながら、自身初の連続完封を成し遂げた室は「1試合集中してパフォーマンスしようと心がけている。ギリギリだったけど集中できた」。それでも岸野監督は「勝ち取ったというにはほど遠い。勝敗は逆になっていてもおかしくなかった。勝ったことはすばらしいが、試合後のことを考えないと上位には上がっていけない」と、選手に反省を促していた。