<J1:大分1-0G大阪>◇第19節◇26日◇万博

 G大阪が「バレーショック」を乗り越えられず、大分に0-1で完封負けした。エースFWバレー(26)のアル・アリ(UAE)電撃移籍後初の試合で、看板の攻撃が迫力不足。後半24分に先制されると、手も足も出なかった。暫定4位はキープしたものの、完封負けは今季3度目で、負け数は早くも昨季に並ぶ5敗目。3年ぶりのリーグV奪還へ不安を残した。

 今季10発のバレーの穴は大きかった。プロ3年目のG大阪FW平井が初先発、後半29分からはリーグ初出場の3年目、FW岡本を投入したが、シュート数は5月17日浦和戦の7本に次いで、今季2番目に少ない10本。西野監督は「バレーの代役はいないし、同じような戦いはできない」と嘆いた。しかも、FW播戸、MF遠藤、DF安田が不在で役者不足は否定できない。DF加地は「いない選手のことを言っても仕方がない。要はメンタル面」と歯がゆそうに話した。