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清水、鹿島撃破へ一丸

鹿島戦へ向け、選手たちは真剣な表情でアップする
鹿島戦へ向け、選手たちは真剣な表情でアップする

 6日にナビスコ杯準々決勝第2戦の鹿島戦(日本平、午後7時)を迎えるJ1清水は5日、日本平で非公開練習を行った。左足腓骨(ひこつ)骨折で長期離脱となった清水MF藤本淳吾(24)が、退院翌日にもかかわらず姿を見せた。松葉づえ姿の背番号10に奮い立った選手たち。結束力を強め、大一番に臨む。

 前日練習に、松葉づえ姿の藤本がいた。ミーティングを終えた選手の最後尾でグラウンドに姿を現し、ピッチ脇で穏やかな表情で練習を見守った。1日に手術し、4日に退院したばかり。「報告に来ました。サッカーの話は全然していない。普通の会話だけですよ」とはにかんだが、大一番を前にする仲間に無言のエールを送った。

 先月27日の大宮戦で左足を負傷した。人生初の骨折で、ギプスが取れるのも4~6週間後。長期離脱となった藤本の元に、チームメートが差し入れを持って連日訪れた。自身の公式ブログには、ファンから励ましのコメントが多数寄せられた。「すごいコメントをくれているし、みんながお見舞いに来てくれてうれしかった」。復帰のメドは未定で「11月に出られるかどうか」(藤本)という状況だが、仲間が難敵鹿島との大一番を迎える時に、じっとしてはいられなかった。

 退院翌日に来た藤本の姿に、だれもが心を動かされた。DF市川は「松葉づえ姿でも会場に顔を出している。みんなと戦いたい気持ちがあると思うし、彼の気持ちを考えてやりたい」と意気込んだ。筑波大の1年先輩でもあるMF兵働も「淳吾の分も、というのはある」と表情を引き締めた。

 けが人や五輪組が不在と状況は楽観視できない。だが、今の清水には、目に見えない絆(きずな)がある。「僕が抜けても心配していないし大丈夫だと思う」(藤本)「一体になって戦おうっていう藤本の姿勢だと思う。ほかの選手にも伝わっていると思う」(長谷川監督)。鹿島撃破へ、清水が1つになった。【浜本卓也】

 [2008年8月6日11時55分 紙面から]


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