鹿島MF中田浩二(29)がW杯最終予選での岡田ジャパン選出に向けて、ボランチでのプレーに好感触をつかんだ。6日、流通経大との練習試合1本目に出場。ボールを配給してリズムをつくりながら、前線にも積極的に顔をのぞかせた。同21分にはMF青木からの右クロスをゴール前に飛び込んで右足でシュート。得点にはならなかったがダブルボランチで決定機をつくった。

 鹿島復帰後はセンターバックでの出場が中心。今週は中断期間を利用して、本来のボランチで徹底的に実戦を重ねた。「楽しい。ボールにもたくさん触れて、さばけるので」。代表の岡田監督もボランチで起用する構想を持っている。バーレーン戦までに本調子に戻らず選出されなかったが、10月のウズベキスタン戦以降の招集は可能性十分。「Jで試合数もこなして、連戦もできるようになれば」と視野に入れていた。