東京が、城福浩監督(47)に来季続投を要請することが25日、分かった。今季就任1年目で、現在リーグ首位の大分に勝ち点6差の6位と健闘。2シーズン制だった03年のクラブ最高年間4位とアジアチャンピオンズリーグ(ACL)出場圏内(3位)を視界にとらえており、村林裕社長は「今の段階で監督を代える理由はない。今後の状況を見ながら監督と直接話をしたい」と方針を明かした。

 城福監督はU-17(17歳以下)W杯日本代表監督などを務め、今年2月から1年契約で就任。チーム内の競争意識を高め、人とボールが連動する「ムービングフットボール」を浸透させた。クラブ側は来季以降の優勝とACL出場への基盤づくりとして、今シーズン終盤でトップグループに導いた手腕を高く評価。早ければ10月中旬にも監督との契約交渉を開始し、選手の補強やスタッフ人事など協議する考えだ。