古傷の右ひざ半月板に違和感を覚えてMRI(磁気共鳴画像装置)検査を受けていた磐田FW前田遼一(27)が、23日にも練習に復帰することになった。手術を担当した都内の医師の診断を仰ぎ、新たな負傷個所はないと判断された。22日、別メニューで状態を確認した前田は「今日は大丈夫でした。痛みはそんなにはない。明日(23日)から合流できればいい」と、25日の名古屋戦(豊田ス)出場へ意欲を見せた。

 前節G大阪戦で「半月板に負担のかかる体の使い方をしていた」ため痛みを感じた。だが、早めの判断で診察と治療を受けたことで、大事に至らずに済んだ。残留争いに欠かせないエースの軽傷に、オフト監督は「もちろん痛みはあるので、少しずつケアしながらです。合流は1分早すぎるタイミングより、1日遅い方がいい」と、独特の言い回しで体調を気遣っていた。