第87回全国高校サッカー選手権(12月30日~来年1月12日)の組み合わせ抽選会が17日、都内で行われた。今夏の高校総体に続く2冠を狙う名門市船橋(千葉)は、初戦となる2回戦で難敵の香川西(香川)との対戦が決定。J1京都入団が内定しているドリブルが持ち味のエースFW中村充孝(3年)は、あえて「つぶれ役」としてチームを6年ぶり5度目の優勝に導く意気込みを示した。

 「松井大輔2世」と称されるFW中村がチームのために、あえて「つぶれ役」を引き受ける。この日の抽選会後「ハードマークも来いという感じです。自分の仕事は点を取ることだけど、マークが集まれば(周囲の)味方を使えるから」と冷静に話した。

 持ち味は変幻自在のドリブル。だが、入団が内定した京都の練習に参加した経験や、厳しいマークを受ける試合を重ねて「味方を使うことで自分も生きる」ことを体得。石渡監督も「中村は周りを生かせるようになった。成長したと思う」と信頼を寄せる。

 優勝は、J1磐田のカレン・ロバートらが中心の6年前が最後。全国選手権出場も4年ぶりだが、今夏の高校総体で優勝しており今大会で2冠がかかる。「イチフナの伝統に(優勝を)加えたい」。鮮やかなドリブルに泥臭さを加えたエースが頂点を狙う。