清水のDF高木和道(28)が5日、清水区三保のクラブハウスで本格始動した。室内で筋トレ、ランニングなどで約2時間汗を流した。10日から始まる日本代表合宿(鹿児島・指宿)に備え例年より早めの始動となった。

 高木和には日本代表としての自覚がにじみ出ていた。「完全に休んだのは3日しかない。でも、代表に入ってる人たちは、みんなそれぐらいはやってる」。07年に続き昨季も、リーグ戦34試合にフルタイム出場を果たした。3060分間を戦い抜いた体を奮いたたした。それでも、正月は「(実家の)滋賀は雪が降ってって寒かった。静岡は温かい。天皇杯とか、高校サッカーをテレビで見たりしてフレッシュな気分になりました」と笑顔を見せた。

 移籍が決定的となっているG大阪が、天皇杯で優勝し今季のACLの出場権を獲得した。「海外のチームとやる機会はそんなにない。得るものは大きいと思いますよ」と話した。【為田聡史】