<プレシーズンマッチ:名古屋2-0岐阜>◇22日◇豊田ス
ダビ、ド迫力!
名古屋がJ2岐阜とプレシーズンマッチを行い、新加入のFWダビ(24)がホームお披露目の一戦で、圧倒的な個の力を見せつけた。前半39分に個人技で相手DF2人を交わし左足でシュート。ポストに弾かれたがMF山口慶(25)が詰めており、先制点を“アシスト”した。初めて実戦で組んだ日本代表FW玉田圭司(28)とのコンビには課題も残したが、強烈なインパクトとともに、大きな期待を抱かせた。試合は2-0で名古屋が完勝した。
ダビのギアが瞬時にトップに入った。前半39分。寄せてきた相手DFを競り合いで吹っ飛ばすと、瞬時に体勢を立て直しドリブルでゴール前へ進入。スライディングで止めにきた2人目はフェイントで交わし、狙いすまして、左足で巻いてゴール左隅にシュート。ポストに弾かれたが、詰めていた山口が決めた。ダビの突破、いや突進から待望の先制点が生まれた。ストイコビッチ監督も「1点目はダビの個人のスキルから生まれたゴール」と喜んだ。
当の本人は「ゴールは決められなかった」と言い、同時に得点につながる細かなプレーと判断を確認する質問には「瞬間、瞬間の出来事なので、思い出すのは難しい」と苦笑い。生粋のストライカーらしいコメントが何とも頼もしい。昨季、天皇杯を含め2度対戦した敵将の松永監督もダビの加入で「個の部分でも突破できる強さが加わった」と名古屋の進化を口にした。
とにかく速くて、強い。すでに始動から3週間が経過したが、MF小川は「後ろからフォローに走っても、追い付かないほど速かった」と新たな驚きを口にした。
初めて実戦でコンビを組んだ玉田との連係には課題が残った。玉田も「いろんなことを考えすぎたかなと思う」と反省したが、まだまだ伸びシロがあると考えれば、2週間後のJ開幕に向け期待は膨らむ一方だ。
岐阜とは昨季も同時期に同じプレマッチで対戦している。ストイコビッチ監督は「昨年のゲームと比べたら大きな違いがある。チームとして成熟し、いい方向に進んでいる」と自信をみせた。そのよりどころの一つが、新加入の強烈なストライカーの存在にあることは間違いない。【八反誠】




