J1清水の若き守護神が、新潟攻撃陣を封じる。23日の新潟戦(東北電ス)に向け22日、GK山本海人(23)は三保グラウンドで軽めの調整で練習を終えた。「無失点という結果でチームに貢献したい」と、ここまで12試合で20得点を挙げている、相手攻撃陣の前に立ちはだかることを誓った。

 昨季の新潟戦(7月20日)がターニングポイントだった。その試合までわずか1試合の出場だったが、GK西部の負傷離脱で先発出場し、3-0の完封勝利に大きく貢献した。長谷川監督も「あの試合から海人への印象が変わった」と話す。3トップの布陣を組み、日本代表FW矢野ら高さに特徴がある選手を前線にそろえる相手に「ハイボールが1つのポイントになってくる。矢野さん?

 年齢も近いし負けたくない」。山本海が空中戦とともに試合も制する。【為田聡史】