北朝鮮代表として44年ぶりのW杯出場を決めた、川崎FのFW鄭大世(25)が19日夜、サウジアラビアから日本に戻った。100人以上が待ち構えた羽田空港で「日本でこんなに出迎えてくれるとは思わなかった。25年間の人生が報われるんだと分かった」と涙した。17日のサウジアラビア戦(アウェー)は40度の猛暑の中、防戦一方になりながらも守り抜き0-0で引き分け「チームのきずなはダイヤの塊のようになった。精神力は世界一」と胸を張った。本大会については「『死の組』に入りたい。ブラジル、イングランド、オランダと一緒になって、もがきたい。そこでゴールを決めてアピールしたい」と力強かった。