J2降格の危機にひんしている最下位大分に、スポンサー撤退危機という難題が浮上した。8月25日からユニホーム胸部分のスポンサー契約を結んだばかりの健康補助食品製造販売会社「フォーリーフ

 ジャパン」(本社・大阪市)が、契約を解除する可能性のあることが18日、分かった。胸のロゴマークをつけて2戦目だった13日のホーム磐田戦で一部サポーターが同社や大分の溝畑社長を非難する横断幕をスタンド前に掲げ、観戦に訪れていた同社幹部が憤慨したという。

 この日、クラブ職員が事情説明のため大阪へ出向いたが、クラブ幹部は「横断幕のせいで(契約が)暗礁に乗り上げている。契約は半年も危ない」と話した。推定約4億円の契約は11年1月31日まで1年半で基本合意しているが、10年2月1日以降の1年間に関しては、まだ契約を完了していないという。契約解除となれば累積赤字が推定約7億円のチームには大打撃。「経営規模を縮小してでもクラブは維持する」とクラブ幹部は言うものの、クラブ運営に計り知れない影響を及ぼすことになる。