鹿島FW興梠慎三(23)が「黄金世代の中盤」を復調への糸口にする。7月5日の川崎F戦の後半19分に得点して以来公式戦1108分無得点で、チームも6戦勝ちなしの不振。「今は得点より勝利が欲しい。そのためにも自分が点を取りたい」と意気込んだ。

 24日の千葉戦では、MF中田、本山、小笠原の「黄金世代」と野沢の4人で中盤が形成される。特に中田は精度の高いパスが持ち味。「(中田)浩二さんは前にフィードできるからやりやすい」(興梠)。中盤の底から中田と小笠原が正確なロングパスを相手DFの背後に供給すれば、興梠の持ち味である速さが生きる。この日の練習でも積極的な動きを披露した興梠は「不安はない」と頼もしい。復活ゴールで白星をもたらすつもりだ。