2026年FIFAワールドカップ(W杯)北中米大会は6月11日に開幕する。史上初の3カ国共催となる米国、カナダ、メキシコの計16都市で実施され、参加チーム数は32から48に拡大。試合数は64から104に増える。「このW杯は転換点。サッカー新時代への道を示す大会」とFIFAのインファンティノ会長。前回までの方式から様変わりする。
決勝トーナメント進出を懸けた戦いにも変化が生まれる。32チームで争われた前回大会までは1次リーグ各組2位以内が突破。今回はグループ数が8から12組に増え、各組上位2チームだけでなく、各組3位の成績上位8チームも勝ち上がることができる。
必然的にそのハードルは下がり、決勝トーナメント(ラウンド32)進出は勝ち点「3」が基準になりそう。FIFA主催の世界大会で初めて48チームが参加した昨年のU-17(17歳以下)W杯は、勝ち点3以上を獲得したのは35チームあり、敗退は3チームのみだった。
K組で4チームが1勝1分け1敗の勝ち点4で並び、得失点差でグループ4位になったチリが敗退した例はあったものの、そうでない限り、勝ち点3でも突破の可能性は高い。4チームが勝ち点4で並ぶケースは珍しく、日本が初めてW杯に出場した1998年大会以降はない。
昨年のU-17W杯では各組3位のうち4チームが勝ち点4で突破。6チームが勝ち点3で並び、最後の1枠はメキシコがフェアプレーポイントの差で滑り込んだ。
日本も2018年大会で警告と退場数の差でグループ2位となり、決勝トーナメント進出を決めたことがあった。こうしたわずかな差が明暗を分ける可能性もあるが、最終戦の前に敗退が決まるケースは減りそうだ。


