コンサドーレ札幌が、高校生Jリーガー古田寛幸(18)を来季若手エース兼“イベントエース”として優先起用し、クラブのイメージアップにつなげていくプランが7日、浮上した。来季加入が有力な元日本代表の磐田FW中山雅史(42)をベテランの顔、古田を若手の顔と、2本柱を据え新生コンサドーレのアピールにつなげる方針だ。

 札幌が古田の甘いマスクを武器にサポーター層拡大を図る。「もし(古田と)正式にプロ契約となれば、イベントなどにも優先的に起用してクラブのイメージアップにつなげたい」とクラブ関係者は話した。

 幹部からの評価も高く、18歳の成長株を前面に押し出す方針に異論はない。矢萩竹美社長(59)は「受け答えもしっかりしていて好青年。公の場に出しても落ち着いて対応できる」と話しており、前面に押し出して売り出すことに大きな問題はない。新加入が有力な磐田FW中山をベテランの顔、古田を若手の顔として2本柱でのイメージアップを図る構えだ。

 古田本人も自覚はできている。8日、U-18日本代表トレーニング合宿に合流するため、この日が札幌・宮の沢での今年最後の練習。クラブハウスではサポーターから盛んに握手を求められるなど、年代問わず人気は高い。「プロになればいろいろな場面での活動も求められる。イベントなどでもしっかりとした態度で臨めるよう心がけたい」と意欲を見せた。

 札幌は来季、複数年契約を提示する方向で交渉中で、トップ昇格が内定。J2の900分出場もクリアしているため初年度年俸はA契約条件である480万円以上となる。今季は2種登録の高校生選手ということで、テレビ出演やイベント参加は差し控えてきたが、正式なプロ契約を結べばメディア露出への障壁も、ほぼなくなる。

 最終節東京V戦ではボランチにも挑戦するなど、ピッチ内での石崎監督の信頼も上がってきた。「代表合宿では課題のシュート精度を上げて、来季こそ初得点を決めたい」。札幌史上最高の18歳は常に上を目指し走り続ける。【永野高輔】