関西4クラブ(G大阪、C大阪、神戸、京都)が、今年から初めて対抗戦を開催する計画を進めていることが7日、分かった。控えや若手選手によるサテライトリーグが今季から打ち切られるため、関西限定の2軍選手によるリーグ戦を水面下で画策。ホーム&アウェー方式で4度対戦し、各クラブとも年間12試合を想定。Jリーグ開幕と同じ3月のスタートを目指し、調整を進めている。

 当初は岡山や徳島、広島など中四国地方のJクラブや、大学の参戦も検討していたという。だが今季から関西の全4クラブがJ1でしのぎを削ることから、関係者は「関西限定の方が白熱するし、よりライバル意識が芽生える。大勢でやるより、4クラブだけでやった方がレベルアップにつながる」と説明。2軍戦とはいえ真剣勝負の舞台にするため、スポンサーを付け優勝クラブには賞金を与えることも検討している。

 ◆サテライトリーグ

 若手や控え選手の底上げを狙い開催された2軍の公式戦。各年度により大会方式は異なるが、09年度はJ1全18クラブとJ2の9クラブが参加。A~Fの6組に分かれホーム&アウェー方式でリーグ戦を実施した。あくまでも育成が目的のため賞金はない。Jリーグは昨年12月の理事会で、移動費などの負担が大きいことから廃止を決めた。