浦和が「いばらの開幕」を迎える。3月初旬の開幕戦で王者鹿島とアウェー(カシマ)で、続く第2戦のホーム開幕戦(埼玉ス)は昨季5位の東京と対戦することが12日、分かった。開幕からの2試合が前年と同じカード、同じ会場で開催されるのはJリーグ史上初だ。

 昨季は開幕戦で鹿島に黒星を喫し、ナビスコ杯を含めた開幕からの公式戦4試合で1勝1分け2敗と苦しんだ。関係者は「厳しい開幕になると思うが、これを乗り切らないと。勝てば勢いに乗る」と覚悟を口にする。フィンケ体制2年目は結果を求められ、4季ぶりの優勝と来季のACL出場権へ、いきなりシーズンを占う勝負になりそうだ。

 リーグの日程や組み合わせは、ACLや日本代表のスケジュールなども加味してJリーグ事務局がコンピューターを駆使して決定する。ただ、各クラブのいずれかが本拠地開幕戦となる第1、2節は、ファンの注目度を反映する。今季前半戦の日程は2月上旬に正式発表される。