J1清水のGK陣最年長となった西部洋平(29)が飛ばしている。始動から4日目の28日、シュート練習でスーパーセーブを連発。「ナイスキーパー!」の声が何度も飛んだ。山本海が古傷のひざ痛で別メニュー、ルーキー碓井が大学の行事で欠席する状況だけに、存在感を見せつけている。西部自身も「今は楽しんでサッカーがやれている。調子も悪くないしね」と、手応えを感じている。
昨季限りでベテラン掛川(現ジュニアユースGKコーチ)が引退した。「掛さんがいなくなって(GK陣が)最近、ちょっと雰囲気が暗くなった。柄にもないけど、年齢的にも立場的にも、意識的に声を出したりしてますよ」と、リーダーとしての自覚を口にする。
3年契約の最終年だけに勝負の年になる。昨季は全公式戦49試合のうち山本海が29試合で、西部は20試合出場にとどまった。「イスは1つしかないからね。プロである以上、勝たないといけない。(山本海を)ライバル視はしてますよ」と、闘志を燃やした。
昨オフは1月4日からクラブハウスで自主トレを行ったが「フレッシュになりたかった」と、今オフは極力休養した。「去年の疲れが取れて、またサッカーをやりたい気持ちになった。レギュラー争い?
今のコンディションを生かして、やるしかないね」。サッカーへの飢餓感でモチベーションを高めるのもベテランの技だ。【為田聡史】



