<J1:京都2-1仙台>◇第3節◇20日◇西京極
仙台が開幕連勝を「2」で止められた。アウェーで京都に敗れ、今季3戦目で初黒星。警戒していた、立ち上がりの前半6分と後半8分に失点。シュート数も相手(6本)の3倍以上の19本を放ったが、FW中原貴之(25)の1点止まり。J2との決定力の違いを痛感させられる敗戦となった。
あっさり崩された。前半6分、京都MF渡辺に右サイドを突破され、クロスを入れられる。ゴール前に人数はいた。だが、後方から飛び込んできたMF角田はノーマーク。痛い先制弾を食らった手倉森監督は「去年の天皇杯準決勝(対G大阪)と同じ失点パターン。立ち上がりにスキがあった」と反省。DF渡辺も「J2だったら、クロスが上がってこないタイミング。精度も高い。これがJ1レベル」と痛感させられた。
決勝点も後半の立ち上がり8分に献上。指揮官は「あれはオフサイド。大きな勝ち点を失った」と怒ったが、一方で「うちがチャンスをモノにしていれば」と、素直に決定力の差を認めた。MF梁も「点が取れないのは個人の問題。もったいない」と悔やんだ。
07年11月。京都に0-1で敗れ、J1昇格を断たれた因縁の西京極。MF梁が「終わってもうた…」と放心状態になり、MF関口は号泣した場所で、またも苦杯をなめた。だが、指揮官は収穫を強調した。「『内容では勝った』とか言うなよ。負けは事実なんだ」と選手に伝えた後で「うちは敗戦を薬にできるチームだろ」と鼓舞した。苦い経験がJ1定着への糧になる。



