6日の清水戦に敗れ、ナビスコ杯決勝トーナメント進出には、9日の山形戦(ヤマハ)に勝つしかない磐田で、DF加賀健一(26)が強行出場を志願した。鼻骨骨折のため、清水戦を欠場した加賀は7日、非公開練習にフェースガードを付けて参加。しかし、ミニゲーム途中で自ら外すと、果敢にヘディングでクリアをするなど戦線復帰をアピールした。まだ完治はしていないが「フェースガードがなくてもできることを確認したかった。準備はできている」と話した。

 柳下監督は「本人がファイティングポーズをとれているかどうか。フェースガードが必要ないと言うのであれば、試合に絡んでくるだろう」とアピールを受け止めた。同杯出場試合は負けのない加賀は「この1試合にかける。積み上げてきた勝ち点を無駄にしたくない」と予選突破を誓った。【栗田成芳】