日本の決勝T進出に、山形も刺激を受けた。酒田キャンプ中とあって、25日早朝の試合をテレビ観戦した選手は少なかったが、小林伸二監督(49)はリアルタイムで観戦。「2-0になった時、安心して寝ちゃって…。気づいたら2-1で『ヤバイ』と思ったけど、世界の16位はすごい」と話した。

 日本がFKで2得点に同監督は「飛び道具って、大きい武器」とニンマリ。チームのプレースキッカー4人も興奮気味だ。

 FW古橋達弥(29)

 セットプレーって大事。(C大阪時代同僚のFW大久保)嘉人に朝メールしたら「守備がキツイ」ってすぐ返ってきた。

 MF宮沢克行(33)

 練習すると上達するんで、うちらもチャレンジしたい。

 DF石川竜也(30)

 (99年Wユースの同僚・MF遠藤が得点し)うれしい。日本人はFKがうまいから大切だよ。

 MF増田誓志(25)

 (流れの中で得点できないと)「飛び道具の1発」って(悪く)言われるけど、ようは勝ちゃあいいんす。うちなんか(チャンスが少ないため)特に。1点は1点!

 耐え忍んで勝ち点3を手繰り寄せる日本の戦いぶりが、クラブと重なって見えたのか、自分たちの勝利のように誇らしげだった。【山崎安昭】